かなばアートコンテスト2006 入賞者発表

 

最優秀賞 エコアス馬路村 monacca bag

 

こども部門

高僧史隆さん

作者のコメント

大きなつのがじまんです。めをつくるときがむずかしかった。丸くするのがこわかったけどわれないのでびっくりしました。とても強そうにできました。

審査員のコメント

カブトムシの角や目が大きくて、とっても強そう。かわいく元気な感じがとても子供さんらしくて良かったです。羽が開いて今にも飛んでいきそうな躍動感や、目をかなばのやわらかさを使って上手にまるめている点などもかなり高ポイントでした。

 

 

おとな部門

堀いずみさん

作者のコメント

ぜひ触って息を吹きかけてかなばをくるくる回して遊んでみてください。風がそよぐところに吊って自然にゆれるのを見れれば一番楽しいと思います。
角度を変えて、見えるかなばの木目の美しさを楽しむことができます。

審査員のコメント

継ぎ目が全く見えない完成度の高さに脱帽。写真ではわかりにくいですが、かなばをつなぐテグスの間のビーズの色合いもとても綺麗で、かなばの木目の美しさととても合っています。軽やかにゆれる動きがまた良い。さらに左右の長さが少し違うのが、絶妙なバランスで、このままTUKTUKで販売してしまいたい位センスが良い作品でした。

 

 

高齢者部門

N・Hさん

作者のコメント

ぼんぼりのお花が立体になるように、ゴムをつなげて工夫しました。

審査員のコメント

写真ではわかりませんが、この左上のボンボリの固まりは、モールとつながっていて、動かすことが出来ます。ぼよーんと飛び出したり、気分によって位置を変えたりできるのがとても面白い作品でした。細かい色使いや、かなばのまわりにはりつけられたモールの工夫も良かったです。

 

優秀賞 エコアス馬路村 monacca ざぶとん

 

こども部門

新名 絵梨加さん

作者のコメント

三角のバランスと貝の位置を工夫しました。できるようになったばかりの三つ編みでひもを編みました。

審査員のコメント

三角を編みこんだ不思議な形、カラフルな色が壁飾りとしてとても楽しい感じ。サンゴの破片をちりばめているのも、動きがあって面白いです。編みこんだ後、色を塗ったようですが、編み目ごとに細かく色を変えているところや、左右や前後で色のバランスに工夫が見えました。

 

 

おとな部門

杉本美穂さん

作者のコメント

息子の2歳の誕生日の記念に参加しました。これからどんどん広がる彼の世界を表現したいと思い、風車につかまってうきあがる小人を作りました。
かなばのきれいな木目で、風と雲を表したくて、まるくしてみました。
「木を大切に・・・」ということで、あえて書き損じのハガキでチャレンジしました。

審査員のコメント

かなばの曲線を風や雲に見立てた表現力が素晴らしい。ハガキの色を上手に使ったたくさんの風車の大きさや位置のバランスも見事です。下にちょっこりつかまっている小人がまたかわいらしくて、どこまでも大空に飛んでいけそうな気分になる、息子さんの未来にふさわしい作品でした。

 

 

高齢者部門

小野 英男さん

作者のコメント

いろいろと試しているうちに、ゆったりと海を泳ぐ、夫婦魚をつくっていました。
末長く仲良くしようね、という願いをこめて・・・。

審査員のコメント

魚の大きさや編み方に、夫婦らしい工夫がありました。おとうさん魚とおかあさん魚が仲良くよりそって泳ぐ様子が、円満で楽しいご家庭があらわれているようで、とても好印象でした。

 

特選 馬路村農協2000円分詰め合わせ

 

おとな部門

中島敏子さん

作者のコメント

かなばを使って何を作ろうかな? と考えたとき、実家の犬クーさんが浮かびました。
かなばの素材感と、クーさんの純朴で素直なところが、似合う気がしました。独身のクーさんを空想上のカップルにし、温かみや動き表現したくて、立体型でモビールにしました。
パーツがかなばの繊維の方向へ裂けてしまって作り直したり、体と頭部の材料を一日水に浸してから編み、少しずつ曲げて整えたりするうちに、かなばのしなやかさや脆さを体感でき、愉快でした。

審査員のコメント

クーさんの体の曲げ木部分など、かなばの性質をとても上手に生かされていました。耳や脚など細かい部分も作りこんであり、くるんとしたシッポ部分にもかなばが生きています。モビールとして、風にゆられて動く二匹がとても仲良しで軽やかで、目にも楽しい作品です。

 

 

おとな部門

鴨 教孝さん

審査員のコメント

ただ単にかなばをつなげただけに見えますが、一つ一つを曲げ加工し、テグスで通し、位置を固定できるような工夫がなされています。かなばの端につけられたコーヒーのような物質も、かなばの木目と合っていておもしろい。一見シンプル、でも実はとても手間がかかっているところがとても気になったクールな作品でした。

 

 

おとな部門

仲川公美子さん

作者のコメント

単に飾るものでなく動くものが作りたくて、「のぼり人形」にしました。自分より大きいお魚に一直線に食いつく猫です。かなばの木目はきれいなので、あまり装飾はしませんでした。なかなかいい素材ですね。実際は二本の紐で遊べます。

審査員のコメント

文句なしにかわいく、動きが面白い作品。かなばのシマシマ模様が、ネコや魚の体の模様みたいで、とてもほのぼのとしたかわいらしい感じが出ています。ネコのヒゲがかなり細くて、この形にするのにはずいぶんご苦労があったのでは。魚の目のボタンもいいです。

 

 

おとな部門

重野陽子さん

作者のコメント

8月に3歳になった息子(太陽)が海で拾った流木にかなばを編んで付け、お散歩のなどの時に拾っては私のウエストポーチのポケットを開けさせて入れ、大事に持ち帰ったたくさんの物の中から割れたビー玉や木の実、石など貼れそうな物を選んで付けてみました。
題して「僕のたからもの」です。(^^)

審査員のコメント

拾ったものを貼り付けるだけで、これだけセンスの良いものが出来るかと、思わず審査員一同を唸らせました。たからものの中でも割れたビー玉が非常に綺麗。まるでこの作品のためにわざわざカットしたかのよう。流木の長さや曲がり具合がまたかなばと合っています。お見事。

 

 

こども部門

高僧歩実さん

作者のコメント

木の色がきれいなのでそれを上手に使いたかった。だから、色紙などはわざと使いませんでした。壁掛けだけどのっぺりしないよう、花を作った。ハートの形を作るつもりだったけど、割れてしまいそうだったのでこの形になりました。葉っぱもきれいにできたと思います。

審査員のコメント

はなびらのかなばの曲がり具合がとても綺麗な作品。かなばの性質をよく理解して表現に生かせています。下のはっぱの編みこみ部分も、とがった葉っぱをあらわそうという工夫が伺えます。かなばの木目も生きて、とても元気できれいなお花に仕上がりました。