6歳の息子を海外に連れ出すにあたり、はじめてパスポートを申請することになりました。
外務省のページ等には乳幼児のパスポートについてはサラっとしか触れられていないため、わかりづらかった辺りをまとめてみました。
必要書類
・一般旅券発給申請書(5年)(外務省ホームページより入力して印刷することが出来ます)
親権者が申請書に署名する必要があります。
子どもと親の姓が異なる場合は、両者の関係を確認するための両者の戸籍謄本等が必要になります。
・戸籍謄本・もしくは戸籍抄本
親子で一緒に申請する場合、二人の名前が載った戸籍謄本が1枚あればOK。(もしくは二人分の戸籍抄本)
子どもだけ申請する場合は、基本的には子どもの戸籍抄本が一枚あればOKです。
・住民票の写し
通常は不要ですが、住基ネットの利用をしてほしくない方や、住民登録をしていない県で申請する場合は必要とのことです。
実際、申請に行った時、データベースで住所調べさせてくださいね、と言われました。
子どものパスポート写真について
証明写真なので、親が抱っこしているような写真はダメで、1人で写っていなければなりません。
赤ちゃんの場合は、白いシーツや毛布の上に寝かせて撮ると良いと思います。
気を付けなければいけないこと
- 6か月以内に撮影したもの(かつ、現在の外見と著しく異ならないこと)
- 正面を向いてまっすぐ写っていること
- 口があいていないこと
- 口角を上げず普通の顔をしていること
- 顔の輪郭がわかること
- 頭に帽子や装飾品などつけていないこと
- 本人以外の人が写りこんでいないこと
- 背景は無地
- 縦45ミリメートル×横35ミリメートル
- 顔の寸法は、頭頂からあごまでが34ミリメートル±2ミリメートル
ただし、まんまる顔の赤ちゃんの場合、規定通りにしようとすると、顔が横幅からはみ出てしまうこともあります。
その場合は、顔全体が入るように調整すれば良いようです。
今はスマホで撮った写真を証明写真としてコンビニで印刷出来たりもしますよね。便利な世の中になったものです。
うちの息子を、証明写真の機械に一人で入らせたところ、まさかの「笑顔でVサイン」で写っておりました。
皆様もお気を付けください。
子どもの本人確認書類は?
写真付きの学生証等をお持ちの場合は1枚で事足りるようですが、乳幼児の場合は、普通持ってないですよね。
そんな場合は
- 健康保険証
- 乳幼児医療証
の2枚でOKだそうです!
乳幼児のパスポートの署名は?
署名欄は、乳幼児の場合、基本的には保護者の代筆になります。
表面 所持人自署欄
〇適切な記入例(外務省ホームページより)
「子どもの氏名」の下に「母親の名前(母)代筆」と書きます。
黒い枠にかからないよう、必ず余白を残して書いてください。
裏面、申請者署名欄
こちらもすべて保護者が代筆します。下は、母、外務花子さんの場合の代筆例。
申請者署名「母代筆 外務太郎」
法定代理人(後見人など)署名「外務 花子」
「自分で書きたい!」と言われても署名は代筆の方が良い理由
年中・年長で文字を書けるようになってきたら、自分で名前を書いてみたいお子さんもいると思います。うちもそのケースで、頑張って自分で書いたのですが、申請の時点で引っかかりまして、結局私の代筆で書き直すことになりました。
注意すべきは、受取時、幼児本人が受け取りサインをする必要があることです!
代筆で書き直しとなった理由は以下の通り
ポイント
- 受取時、サラサラと、パスポート署名時と同レベルの字で自分の名前を書けないといけない。(かがみ文字や大きさに極端な大小があってはいけない)
- ゴミが多すぎた(ひらがなの本来の線以外に、一角目に打ち込みの線があったり、幼児独特の線のゆらぎがあったり)
外務省のホームページに、注意事項として、幼児は署名はひらがなでもいい、と書いてあるのですが、どんな字でもいいというわけではないようです。
パスポートですからね…。
せっかくやる気を出して、いつもよりきれいな字で書けただけに残念でしたが、パスポートの署名として認められるためには、もう少し練習が必要そうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。最近は乳幼児連れで海外に行くことも多いと思いますので、参考になればと思います。くれぐれも証明写真を撮る時には、写真代が無駄にならないよう、お子さんによく説明してから写真ルームに入りましょう。