メダカ水槽を作るためのパイロットフィッシュとして、会社の30㎝キューブ水槽に、パラダイスフィッシュを泳がせているのですが、先ほど脱走しました。
いつもなら集中したら何の音も聞こえなくなる私ですが(さすがに電話の音とかは気づきますよ)今日はたまたま「ポトン、ポトン」という音が何か気になり、パラダイスフィッシュがいるはずの水槽をのぞくと、誰もいなくなっている…!
慌てて机の下を探すと、いましたよーーー!ホコリまみれの彼がーーー!
本当は、人の手でさわると魚がヤケドをすることがあるので、網やティッシュなどで拾ってあげる方がいいのですが、アワワ星人の私にそんな余裕があるはずもなく。
水槽に戻すと、何事もなかったように泳ぎ始めました。ああ、良かった。
まあ、よくあります。
長く魚を飼っている人なら、魚の飛び出し事故は、誰しも経験があることかと思います。
メダカやヤマトヌマエビはもちろん、金魚、ベタ、シクリッド系の魚も多いですよね。たいていは、飛び跳ねることが出来る柔軟な体躯をもった立派なお魚が多いですかね。
魚が水槽から飛び出す原因
色々な原因が考えられます。主な原因は以下の通り。
そもそも飛び出しやすい
元々飛び跳ねやすいタイプの魚っていますよね。
パラダイスフィッシュもそうで、餌をやろうとすると嬉しくてジャンプします。勢いあまって2㎝くらいは飛ぶので、前々から怖いとは思っていました。
落ち着かない・新しい環境
普段慣れた水槽ではなく、違う場所に移したりしたときに飛び出しやすいです。
水替え中、バケツに入れていたら飛び出して死んでしまったとか、水替え直後にいなくなったとか、新しい水槽に入れたら飛び出したという話もよく聞きます。うちでも何度か経験あります。
水質が気に入らない
水質が悪くなっている場合も飛び出しやすいです。
ヤマトヌマエビの脱走は、ほぼほぼ水質が気に入らないことですね。
うちも何匹も脱走されたことがあります・・ごめんなさい。
他の魚に追いかけられている
他の魚に追いかけられているけど、前方に水草なんかがあって逃げ場がなくなった時にジャンプしたりすることがあるみたいです。
飛び出し防止のために出来ること
蓋、何はなくても蓋!
今回は試験運用というのもあって、まだきちんとした環境を整えられてあげていなくて、ガラス蓋をしていなかったんです。ホントダメな飼い主。無事で良かったです。
フィルターの排水・給水チューブや照明との関係で、うまくガラス蓋が出来ないときもありますが、せめて新しい環境に落ち着くまでは、ラップなりで蓋をしておいた方が良いですね。
水質が原因と思われるときは、水替えなり、水槽チェンジなりを考えた方がいいですね。
飛び出した後は
元気にしている場合は、先に書いた通り、本当は落ち着いて、タオルや網などを使って、直接手が魚に触れないように優しくすくいあげて、水槽に戻してあげるのがベスト。
魚の体って結構強くて、多少高いところの水槽から下に落ちても骨折することもないみたいです。大型魚だと大変でしょうけどね。
カラッカラで明らかに事切れている場合は仕方ないですが、動かなくても、もしかして?!という場合は、水に入れてあげましょう。強い魚の場合、復活することもあります。
魚の表面には粘膜があるのですが、床に投げ出されたことで、それが傷ついて身体表面に小傷がついていることがあります。それが原因で病気になることもあるので、できれば三日ほど塩水浴させてあげると安心ですよ。傷の治りも早くなります。
塩水浴のやり方
水槽ごと塩水浴させる人も多いですが、水の量も塩の量も大量に必要で大変なので、私はごくわずかな水量で塩水浴させてます。
簡単に紹介しておきます。メダカ程度の子魚で、とお考えくださいまし。
用意するもの
・容量600mlくらいのタッパウェアを2つ
・飼育水
・塩 (岩塩または普通の食塩 ハーブソルトとかは絶対ダメ)
タッパの1つには8割程度飼育水を入れておいてください。500mlくらい。
塩水浴の場合、0.3~0.5%くらいの食塩水、と言われているので、500mlの場合0.005をかけると、塩の量は2.5gくらい。小さじ2分の1杯ってところです。
でも手持ちのデジタルのはかりだと、1g単位でしか測れないんですよ!
なので、私の場合、はかりの上にティッシュを載せて、リセットボタンを押して表示を0gにし、その後ティッシュの上に少しずつ塩を足して、1gから2gに切り替わる瞬間に塩を足すのをやめます。念のため、そこから少しだけ塩を減らして、ちょうど2gから1gに変わるくらいの塩の量を見極めて、ほんの少しだけ足した量を使っています。ビミョー。
その塩を、先ほどの500mlの飼育水に入れてよく混ぜ、塩水を作ります。
いっぽう、空っぽの同じサイズのタッパには、泳げる程度の飼育水と、怪我をした魚を入れておきます。そこに、少しずつ、先ほどの塩水を足していくというわけ。5回くらいに分けて、3時間くらいかけて塩水に慣らしていきます。
え?水があふれるって?初めに少な目に入れておいて、あふれそうになった分の水を捨てて、また加えるのです。
2日目も同じ要領で塩水を作って、今度は魚だけつるっと移動させます。
くれぐれも水温変化には気を付けてくださいね。私はたいていメイン水槽に病気の子のタッパを浮かべておき、メイン水槽の水を使って塩水を作るので、水温問題は出ません。
簡単にって書いたのに全然簡単じゃなかった(汗)
まとめ
今回は、蓋がなかったのはもちろんですが、彼にとって新しい水槽、水草もなくて、落ち着かなかったことが原因だろうと思っています。
彼らに起こることは、全て飼い主の責任ですから、ちゃんと管理してあげないと、と猛省中です。早く家から水草取ってこなくちゃ!
やっちまったことはしょうがないので、彼らが余生をまた健康に暮らせるよう、飼い主として頑張りましょう!