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【越冬準備】メダカの冬越し、まずは何から?メダカは濾過なしで何匹入れられる?

我が家のメダカも5回目の冬を迎えます。
今、悩んでいること、それは冬越しのときに、どのメダカをどの容器に入れるか、です。

よく言われるのが、濾過なしだと、メダカ親魚は3リットルで1匹。・・・となるとですよ、一般的な睡蓮鉢の水量は20リットル、7~8匹しか入れられないってことになるんですよ!

いやいや、インスタ見てたらみんなもっと入れてますよねぇ~。その2、3倍は入ってますよね。

 

現在の我が家のメダカ構成

現状、すべて濾過なしで、以下の通りです。

【外】メイン鉢 
水量約70リットル:メダカ親(3㎝)3匹、若魚(2~3㎝)32匹、ミナミヌマエビ無数・・・・


(写真は台風前)

【外】トロ舟
水量約30リットル:メダカ(1.5㎝程度の稚魚)8匹 ミナミヌマエビ2匹


(↑左下の鉢は台風で飛ばされた水生植物…。生き返るかなあ…。)

【外】発泡箱
約10リットル:メダカ稚魚(約1㎝)10匹

【家】バケツ
約5リットル 針子 7匹 日々増殖中…

 

【家】小型水槽
約7リットル メダカ若魚(約2㎝)27匹(!!)

 

過密なメダカたち

 

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普通は決して良くないです、こんな過密で育てるのは。

この子達は、もともとは針子だったんです。65匹くらいのかわいい針子がこの小型水槽にわーっといて、そこから、小さい子や大きい子、乱暴な子を分けたり、外の睡蓮鉢に入れたり里子に出したり、また合流させたりして、残ったのが27匹。

なので比較的大きさが揃っていて、ほとんど喧嘩もなく、いいバランスでみんな大きくなっています。

すごく懐いててすぐに寄ってくるし、コロコロに太ってるし、もうかわいくって甘やかしているうちに、いつの間にか体は大人になってました…。
だって過密の方がいっぱい育ててる~♪って感じで楽しいんですよ!

驚くべきことに、奇形で生まれてすぐ死んだ数匹をのぞき、今回この過密水槽からは、まだ1匹の脱落者も出していません。

特筆すべきは、過密ゆえに、水がグリーンウォーターになっていること。ヒメタニシの稚貝が6匹ほど入っていること。三日に一回くらい、底にたまった糞?のようなものをスポイトで取り除いていることでしょうか。せいぜい30秒で出来る程度です。

でもさすがに濾過なしで成魚27匹っていうのは、そろそろヤバいですね。バランスがいつ崩れてきてもおかしくないので、このミッチリした平和な日々も冬を前に終わらせようと思っています。

過密飼育のメリット

まとめて餌を与えやすい。
見た目にたくさんいて楽しい。

過密飼育のデメリット

水が悪くなりやすい。
餌を食べられなかったり、他のメダカから干渉を受けたりして、メダカの成長を阻害することがある。

つまりまあ、デメリットを克服できるワザがあれば、もっと過密でも飼えるわけです。
泳ぐ場所もないような過密状態でメダカを殖やしている人たちもいます。すごい腕だとは思うけれど、メダカを生き物として扱うのならば、肯定できるものではないと、個人的には感じています。過密飼育してるお前が言うなって?!

 

過疎なメダカたち…

一方こちらは数日前に引っ越し完了したばかりのトロ舟。30リットルの水量に対し、1.5㎝のメダカが8匹のみという驚きのぜいたくさ。しかしまだ小さいし、底床とメダカの色もあいまって、パッと見、どこにいるんだか…。何故ブチメダカの底床をこんな砂利にしたのか、数日前の自分に問いただしたい。

過疎飼育のメリット

広々と泳ぎ回れることで大きくなりやすい。
水質が安定しやすい。

過疎飼育のデメリット

各メダカが散り散りになっていて餌をやりづらい。
存在感があまりないので、メダカを飼っている!という満足感が過密に比べて薄い(私だけ?)

でもメダカにとっては最高だと思います!

 

冬越し、なぜ過密ではダメなのか?

夏が終わるとすぐ秋、そして冬が来ます。
低温状態ではメダカだけではなくバクテリアの働きもとても弱くなります。暖かい間は多少過密気味でバランスがとれていても、寒さによって水がバランスを崩し、越冬失敗につながることも。秋から冬の間は出来るだけ水替えをするなというのは、そういうバクテリアバランスを崩さないようにするためです。

つまり、秋前の今、本格的に寒くなる前に、過密状態の生体を他の鉢に動かして、越冬に備えておかないといけません。動かされるメダカたちも、新しい環境に慣らすためには、夏から秋の今が最後のチャンスです。

室内水槽で育ってきたメダカたちを急に温度変化の大きい外に出してしまうと、最悪の場合弱って死んでしまうことがあるので、今から屋外飼育に切り替える方は慎重に!

 

結局、適正な飼育密度とは?

上に書いた通り、よく言われるのは、濾過なしだと3㎝の魚1匹につき3リットルが必要、つまり1㎝あたり1リットル、濾過がある場合は、その3倍(1リットルあたり3㎝1匹)

でもこれ、本当はメダカだけじゃなくてエビも含まないといけないんです。さすがにメダカよりも必要水量は少なく0.5リットルに1匹換算くらいでしょうか。
その条件で行くと、うちのメイン鉢はかなりの過密です。とにかく毎年夏にエビが爆殖してしまうのが悩みの種です。

そして、1㎝の稚魚10匹の発泡ケースは、メダカの長さの合計は10㎝、必要水量は10リットルでちょうどピッタリというわけ。
でも見た感じは、めちゃくちゃ過疎ってます。軽く2倍は入れられる感じ。

ということで、絶対に厳密に守らなければいけないこともなく、経験とか観察で適宜変えていけば良いのです。実際、もっと過密で越冬させてる人はたくさんいます。でも慣れない初心者のうちは、やっぱり守る方が安心かとは思います。不安材料は少ないに越したことはないですから。

 

まとめ

安全に多くのメダカが越冬するためには、まず第一歩は生体の振り分けから!
我が家はまだ稚魚も多いですし、もう少し頭を悩ませて、週末には引っ越しさせたいと思います。

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  • この記事を書いた人

ハマグチ

趣味はメダカ(魚全般)、植物、剣道、キックボクシング。元システムエンジニア。 見えないと言われるけど本当は内向的な一児の母、アラフォー。

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