先日、フェアトレードショップ「Pamojah」@東心斎橋で開催されているサルベージ・パーティーに参加してきました。
何それ?船でも吊り上げるの?と思われた方、ぜひ読んでみてください。
不用品が宝になるパーティー、それがサルベージ・パーティーなのです。
サルベージ・パーティーとは
賞味期限が間近な残り物の食品を、みんなで持ち寄り、シェフに調理してもらって美味しく食べようというパーティー。それが「サルベージ・パーティー」、略して「サルパ」です。
元々は東京ではじまった持ち寄りパーティー「サルベージ・パーティー」を大阪でも、と、イベントプロデューサーの中山沙也可さんが発起人となり、フェアトレードショップ「Pamojah(パモジャ)」を営むラジオDJの大塚由美さん、そしてジャマイカキッチン「base」の松本琴美さんの3人が「フードスクーパーズ」というチームを組んで、定期的に開催しています。
Pamojah(パモジャ)のWebはこちらから
サルベージ・パーティーの創始者、一般社団法人フードサルベージについて詳しくはこちらから
一昨年Pamojahで始まったサルパは、なんともう20回以上開催されています。そのパワー、実行力、継続力が凄すぎる・・・!
元々、大塚由美さん、松本琴美さんとお友達だった私も、いままで何度か参加させていただいていますが、毎回、お料理の美味しさには大満足。とても残り物で作ったとは思えません。
今回は節分とバレンタインがテーマということで、見逃せず!参加させていただきましたが、料理に夢中で全然写真を撮影しておらず、サルベージ・パーティー at Pamojahの写真をたくさんお借りしております。
今回のテーマは、「節分の豆を美味しくサルベージ」
節分の豆、余りがちですよね。美味しいんですけどね。
食べすぎると胸やけするし、年の数だけ食べましょうとか言っても、もう実際40粒とか数えてられないですしね。子どもはあんまり食べてくれないし。。。
ということで、前半は、節分の余った豆たちを使って、バレンタインチョコに生まれ変わらせるという企画でした!
節分の豆。いや、みんな余らせすぎ(笑)と言いながら、私の持ち込んだ豆も含まれています。
ここから大量にチョコを湯煎にかけて溶かして、ココナッツとか他の豆類とか色々入れて、豆乳入れたら、みるみる固まりました。
過程の写真が全くないですが、琴美シェフ、その辺のものを、ばっさばっさ適当に入れていくように見えつつも、どんどんチョコ的なものが出来上がっていきます!
参加者たちも、豆を袋から出したり、洗い物したり、分担しながら調理に加わります。
早く包みたかったので、冷凍庫で急速冷却したら、すっかりしっかり固まりました。
包丁で切り分け、ワックスペーパーでラッピングしていきます。
ワックスペーパー+余っていた布+余っていたフラワーピック+ドライフラワーでこんな感じに仕上げました。みんなの分もひたすら包むラッピング部隊たち。
べ、べつにラッピングにまわったのは、料理が嫌いだからってわけじゃないですよ(嘘)
持ち込まれた食材たち
今回持ち込まれた食材はこの通り。
そうめん、クラッカー、茶漬け、もち、パスタ、かつおぶし、おかき、パン粉、酒かす、梅こんにゃく、なると金時、甘酒、金柑、ひじき、アンチョビ、さば、白桃、ちゃんこ鍋スープ、クックドゥ、ドライイースト、食パン、小麦粉、マロニー、こおり豆腐、麩、長ネギ、青ネギ、はちみつレモン・・・
バラエティ豊かすぎ
本当は参加申し込みをしたときに、持ち込む食材をお知らせしておかなければいけないのですが、私もみんなも、参加直前に、「あ、これも、これも」って、どんどん持ち込む食材が増えちゃって、当日は思いもよらない食材がたくさん集まることに…。
そんな状態でも、琴美シェフ、即興で見事な料理に仕上げていきます。悩む時間ゼロでどんどん手が動く。チョコと並行して、どんどんお酒のあてになりそうな料理が完成していきます。私にもあの魔法の手が欲しい~!!
出来上がった料理たち
琴美シェフを筆頭に、お手伝い隊もがんばりました!できたメニューはこの通り!
でもここに書いていないものも、他にあった気がします(笑)
- 揚げ食パン
- お茶漬けのもと豆腐ナゲット
- レンコンとパン粉のハンバーグ
- スナップエンドウ豆サラダ
- アボカドとトマトのサラダ
- ひよこ豆のディップ
- ひじきとマロニー皿うどん
- トマトサルサとアボカドのディップ
他にも色々あったのですが、みんな、作るのと食べるのと喋るのに夢中で、あまり写真が集まりませんでした。
いやー本当に美味しかったです。
そしてフードスクーパーズと同じく、食品ロスを減らすべく奮闘されている、ロスゼロの文美月さんからは美味しいお菓子の差し入れが。
サンドが少しずれちゃったせいで出荷できない、規格外のお菓子だそうです。規格外でも味は同じですから。
サクサク、ふわふわで美味しゅうございました💕
暇を持て余した子どもたちは間伐材バッジづくり
Pamojahのサルパの良いところは、大人だけでなく、お子様参加OKなところ!
今回、うちの息子もちゃっかり参加させてもらいました。
料理を作っている4Fの上に、多目的に使える広いスペースがあり、お子様たちはそこで暴れながら料理の到着を待つことになるのですが、少しでも間が持てばと思って、ひのきの間伐材バッジを持って行きました。
これらは、TUKTUKで販売しているひのきの間伐材バッジの検品にひっかかったB級品。パッと見は全然わかりませんが、よーく見たら、ひびが入っていたり、端がガジガジだったり、少し割れていたりする規格外のものたち。
今回のサルパは食品ロスがテーマですが、ものづくりをして人に売る以上、どの業界でも、どうしてもロスは出るわけで。
TUKTUKの規格外品は、今回のようなエコ系や地域貢献系のイベントで活躍しています。
バッジになる予定の木の板を出すと、暴れていた子どもたちも、すっかり静かになりました。
みんな一生懸命塗って、それぞれこだわりの作品が出来上がっていきます。
ちなみに・・・裸の大将みたいな子どもがいますが、真冬です。念のため。
出来上がったのがこちら!
たまに大人の作品も混ざっています(笑)画面におさまりきらなかったのですが、他にも思いきりの良い、とっても素敵な作品がたくさん仕上がりました!これだけ並ぶと壮観です。
まとめ
今回は、節分の豆を使ったサルベージ・パーティーレポートでした!
工夫次第で、余ったものでもこんなに美味しく生まれ変われるんだ~!と毎回感動の嵐です。
残念ながら全然マネ出来ないんですけど。
封をきらないまま賞味期限を切らしてしまった私の新品の小麦粉も、琴美シェフが美味しくサモサにしてくれて、余ったものは後日タコスにしてくれたそうです。
環境関係の仕事をしていたくせに、働いていることを言い訳にろくな料理もせず、買ったものをどんどん悪くしてしまっている私としては懺悔の気持ちといいますか、罪滅ぼしといいますか・・・
全然こんなので罪滅ぼしになんてなってないんですけど!もっと普段頑張れっていうのはわかってるんですけど!
もっと頻繁にサルベージ・パーティーに参加して、我が家の廃棄食材を今後ゼロにしていきたい所存です(人任せかい!
それにしても、いつもながら参加者が本当に良い人ばかり。ほとんど初めましてで、しかも多国籍だったりするのですが、人種年齢性別の垣根なく、楽しくおしゃべりできるのは、Pamojahを運営する大塚由美さんのお人柄だなとしみじみ思うのでした。最近あまり誰とも喋ってない人や、軽い刺激が欲しい人にはおススメです。
フードスクーパーズの皆様、本当にありがとうございました!
私たちも環境のことを考えている会社の端くれとして、今後何らかの形で皆さんと一緒に活動して行きたいなぁと強く思った今回のイベントでした!
おまけ:産経新聞に掲載されました!
当日のサルパがこんなに大きく産経新聞に掲載されました!びっくり。
確かに記者さんが来られていたけど、こんなちゃんとした記事になるものだったとは~!ちゃっかり写り込んでるし。
年明けからテレビに出たり、新聞に出たり、なんだかマスコミづいている2019年なのでした。