今回は盆栽を作る過程をご紹介していきたいと思います。
これは、ハゼノキです。
ウルシの一種らしいですが、すでに紅葉しはじめていて、綺麗です。
これを盆栽に仕立てていきます。
下準備
ポットから出して、土を落とします。
苔玉と同じく、暑い時期は植物の植え替えには適さないため、出来るだけ根は崩しません。
と言いながらも、結構バッサリ・・・。
こんなに切ってしまって良いものなんですね。
春先だと、もとの根の半分くらい切ってしまうそうです。
かなり小さくなりました。
これで小さめの鉢に入るサイズになりました。
やはり、通常より小さめの鉢で育てるのが、盆栽の醍醐味です。
土を入れる
お気に入りの鉢に、鉢底ネットを置きます。
ネットは、鉢の穴より少しだけ大きくカットするのがミソ。
鉢の底に、鉢底石を敷き、植物の配置を考えます。
盆栽は、少し前傾になるように、さらにど真中に配置するよりも、左右どちらかに寄せたほうが、盆栽っぽく仕上がります。
用土は、赤玉土を中心に、水はけが良く保湿性が高くなるようにブレンドしています。
配置した植物のまわりに、バランスよく土を入れて、
割り箸で、つんつん、さくさく、根の間にも土が行き渡るように突きます。
土が奥までしっかり入りました。
コケをはる
よく盆栽に使われる、もりっとしたコケ。
一般的に山ゴケと言われている、ホソバオキナゴケを使います。
鉢に合うサイズのコケを取り、根の部分をカットします。
土の上に隙間なくコケを置いて、鉢のふちに入れ込むように押し込みます。
小さいコケをとり、ハゼノキの枝(幹?)の間にもコケを入れ込みます。
完成
左から、ハゼノキの盆栽、上に屋久島ハギの吊り苔玉、右に西洋シノブの苔玉。
自分で作った苔玉、盆栽は、売っているものよりも良く見えるのが不思議。
これぞ親バカというものでしょうか。
水遣りの時間が楽しみな毎日です。
Information
niwa q
大阪市平野区長吉川辺3丁目12番35号
tel 06-6705-5468
店舗営業日: 金 ・土・日・祝 10:00〜19:00
盆栽・鉢植えコース(1人)材料代(苗代、鉢代)+講習料1,800円