恐ろしいことに、更新を滞らせている間に
水槽立ち上げから、7ヶ月も経過してしまいました・・・!
初めに撮った写真が
何の写真か思い出せないくらいです。ヤバイです。
この半年で、水槽の内容物もずいぶん変わってしまって
今更感漂うのですが・・・^^;;;
めだか・エビといった生き物は
今のところ元気なので、なんとか続けます。
さて、ここから読む人のために、念のために書いておきますが
これはフィルター設置や加温をしないアクアテラリウムの作り方です。
そして、夏はどうなることやら、まだわかりません・・・。
ろ過やフィルターによる滝の設置などを考えている方には、
あまり参考にならないと思います。
前回までの記事はこちらから
アクアテラリウムを作ろう(1) 計画
アクアテラリウムを作ろう(2) 陸上植物の選定
アクアテラリウムを作ろう(3)水中植物の選定
水槽と砂、その他を洗います
やっとここまで来ました!
必要なものは買いそろえましたか?
陸上に出来そうなものは調達出来ましたか?
水草と観葉植物は気に入ったものが見つかりましたか?
では、いよいよ水槽を立ち上げます!
今回の記事で使うもの(前回書いてなかったもの)
・洗面器(砂利洗い用)
・古い歯ブラシ(洗剤などついてないもの)
・100均一で売ってるような水受けつき水切りカゴ(岩や流木の水を切るのに重宝します)
・苔玉用の乾燥水苔
・赤玉土、けと土
・ テグスか木綿糸(流木にウィローモスを巻く、苔玉にも使う)
・ ビニタイか結束バンド、もしくはグルーガンかドリル?(本文参照)
まずは田砂を洗面器などの中に入れ、よく洗います。
粒が細かすぎて、ざるなどで水を切ることが出来ないので、
お米を研ぐのと同じ要領で、砂をこぼさないよう手でおさえて、水だけを捨ててください。
決して洗剤やせっけんなどは使わないでくださいね。
ばいきんが気になるという方は、新聞紙などを敷いて、その上に砂をぶちまけて天日殺菌するか
熱湯消毒するか、そういう方法でお願いします。
中に入れる予定の石や流木などもよく洗っておいてください。
歯ブラシなどで細かい部分をこすって洗うと洗いやすいですよ。
入れる予定の溶岩石たち。とりあえず多めに買っておきました。
流木は、以前も書きましたが
設置前によくアク抜きしておいてください。
アク抜き済みと書いてあるものも、念のため30分ほど熱湯で煮ておいた方が安心です。
では、水槽を設置場所に置き、
洗った砂を、洗った水槽の中に入れましょう。ベストは深さ3cm。
今回、30cmキューブ水槽に、3kgの田砂を入れましたが、若干足りないかな~という感じ。
ですので、後で1kg買い足して少し追加しています。
ちなみに、小さい水槽とはいえ、砂や岩、水などを入れると
壮絶に重くなります。
設置した状態で無理に動かすと、水槽を割ってしまうことになりますので
水槽の設置場所は、設置前に十分に考えておいてくださいね。
また水槽の下には、滑り止めのマットが必須です。
たいていのものにはセットでついていたりもしますが、
なければホームセンターでスポンジマット、またはゴムマットを買ってきてください。
厚みは5mm程度でOKです。
流木の設置
では次はいよいよ陸地を作ります!
流木と岩をうまく組み合わせて、観葉植物を置くスペースを確保してください。
今までの植物の選定で選んでおいた
半分水につかっても良い植物と、完全な陸地に置く植物を
どういう風に配置するか、数と大きさに応じて、陸地の広さを確保してくださいね。
あーでもない・・・
こーでもない・・・
こうだ!
形が決まれば、流木と流木を合体させます。
枝状の流木なのであれば、ビニタイや、結束バンドで固定します。
(結束バンド一個で固定できない太い枝の場合は、結束バンドの穴に、もう一個の結束バンドの端を入れて、どんどん長く繋げることが出来ます。)
今回の場合、形的にバンドでつなぐよりは、くっつけた方が良い形だったので、ドリルでくっつけたい面の両側穴を開け、中に竹串を入れて合体させました。
相当大変でした・・・
グルーガンで接着という方法もあるのですが、流木自体の木質が、ボロボロと崩れやすいあまり良い木ではなかったので、うまくくっつきませんでした。
皆さんはあまりこういうごっつい流木にせずに、枝状の流木を何本も組み合わせられるほうがいいですよ。結束バンドの部分は、あとでウィローモスなどで隠せばOKです。
植物の設置
流木が設置できたら、植物を実際配置してみましょう。
それっぽくなってきました!テンションあがってきました!
流木には、ウィローモスやアヌビアスナナなど、お好みで活着する植物をテグスで巻きつけます。
ウィローモスは少量を薄く貼り付けておくだけで、あとで驚くほどモサモサに増えます。
陸上に置く植物たちは、置きやすいように、こけ玉にします。
ひとりで作業していたため、泥だらけの手でシャッターが切れず、全然写真がないんです・・・すみません・・・。
元々がハイドロカルチャーで、これから半水中に設置して育てる植物は、根をそのまま水苔で巻いても大丈夫ですが、陸地で育てるものは、土も一緒に巻いて苔玉にした方がいいです。
苔玉の作り方はこちら。
WEBでアクアテラリウムの記事を読んでいると、観葉植物を枯らされている方が多いようなのですが、それは根ぐされしているのではないかと思うのです。
アクアテラリウムというと、どうしても水の中にばかり意識がいきがちですが、水上は通常の観葉植物と同じ。
過湿によって根が蒸れたり呼吸できないと、枯れてしまいます。
陸上植物については、苔玉の作り方を読んでいただいて、しっかりと土を根の周りにつけてから、乾燥水苔で覆って苔玉に仕上げて、設置するようにしてみてください。そして水やりはそんなに多くなくてもいいです。私は、苔に霧吹きで水をやるついでに、様子を見ながらシュッシュッとしています(冬だったので)。
一応、半年以上、観葉植物を一つも枯らさず維持できているところを見ると、この作戦は成功していると思われます。
苔玉にした植物を、岩や流木の上に設置します。
流木の上に苔を置きます。
水槽に水を足して、水中に水草を植えます。
水は、はじめは水道水でも大丈夫です。が、水道水に含まれる塩素は、バクテリア、めだかなど全ての生体に対して有害ですので、水槽立ち上げ後は、バケツで2日ほど汲み置きしたものを使うようにしてくださいね。日光に当てるほうが水道水の塩素は早く抜けるそうです。
足し水についても出来るだけ汲み置きしたものを。わが社では、2リットルペットボトルに水を入れて水槽の横に置き、いつでも足し水できるようにしています。
完成~!
アマゾンフロッグピットを浮かべたら・・・完成~~~!!!
一日がかりでした。夕日がまぶしいです・・・。
さて・・・今日するのは、ここまでです。
生体を入れるのは、少なくとも2週間は待ちましょう。
その間に、バクテリアがゆるやかに増えて、
生き物が住める環境になります。
ちなみに、初めに微生物を入れると、水の立ち上がりが早くなります。
こういうのです。
メダカバイコム 硝化菌 250ml バクテリア 熱帯魚 観賞魚 関東当日便 |
シマテック PSB 水質浄化栄養細菌 1000mL 光合成細菌 淡水 海水用 バクテリア 熱帯魚 観賞魚 関東当日便 |
もちろん、これらも生きているので、水槽立ち上げ時に使う場合は、必ず、水道水の塩素を抜くようにしてください。
テトラ メダカの水つくり 500ml メダカ カルキ抜き 塩素中和 関東当日便 |
生き物を入れるまでの2週間の間、水は三日に一度、3分の1程度変えてください。そんな面倒は作業をするのもはじめのうちだけなので、頑張ってください。
バクテリアが増えるまでの間は、水の上に油膜がはります。
でも、1ヶ月もすれば安定して、水は綺麗なままになります。
さあ、メダカが住める環境まであと少しです!頑張りましょう!
つづく。