アクアテラリウム

アクアテラリウムを作ろう!(5)設置後のメンテナンス

長い道のりでしたが、やっと設置できました。
今日は、日々のメンテナンス作業について書きたいと思います。

 

設置後1カ月後まで

前回説明したように、初めは、生き物は何も入れません。
が、水面に油膜が発生したり、コケが発生したりするため、3日に1回、3分の1程度水を換えます。

水の換え方ですが、こういう水換え用のポンプを用意しておけば換えやすいです。

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砂利を吸い込まないように水流をしぼりながら(私は直接チューブを指で握りつぶして調節します)
バケツに水を抜いて、
同じくらいの量+蒸発して減っていた分くらいの水を、前日から汲み置きしておいて、水槽に足せばOK!
手際良くやれば10分程度で終わります。

汲み置きし忘れたときは、水道の水でいいですが、ちゃんとカルキ抜きを使って塩素を抜いてから水を入れましょう。
水温は大体同じくらいに合わせるといいですが、あまり神経質にならなくてもいいです。

バケツは2個くらいあれば色々と使えますが、
何せ水槽が小さいので、換える水はほんの少しなので(2L~5L程度)
ちゃんとしたバケツでなくとも、100円均一で買ってきたDVD保存用のプラスチックケースとか
子ども用砂場セットのバケツとかも結構使えます。

私は息子の砂場用バケツをコッソリいただいていしまいました。使いやすいミニサイズで重宝します。

 

設置後2週間後くらいまでは三日に一度、2か月後くらいまでは1週間に1度ほど水を換えると安心です。
とはいえ、様子を見ながら、3週間後くらいから、水換えの頻度は下げていって構いません。

 

生き物を入れよう

2週間経ったら、生き物を入れてもOKです。
はじめは慎重に。エビのみ、もしくは、めだかのみ、少ない数にしましょう。
エビの方が水質にうるさいので、めだかやアカヒレを先に入れる人が多いようです。
1週間ほど様子を見て、体調に変わりないようなら、次の生体を入れましょう。

設置1ヶ月~2ヶ月ほど経つまでは、様子を見ながら、1週間に1度ほど水換えするほうが無難です。
ただ私のようにメダカ2匹、ミナミヌマエビ5匹程度でしたら、2週間目以降は、1ヶ月に1回程度の水換え、あとは足し水でOKでした。
メダカの餌やりは、極力少なく。でも痩せてきたと思ったらちゃんと餌をやってください。はじめはメダカの餌になるような動物性のプランクトンはまだほとんど発生していません。
設置後しばらくは、餌なしでもいけるかな?と思っていたのですが、途中で痩せてきたので、餌をたまにやることにしました。もう少し苔や枯れ草なども食べてくれるものかと思っていたのですが、あまりお好みではないようです。今は十分動物性プランクトンも発生しているようで、ほとんど餌をあげていませんが、まるまる太っています。

 

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と、ここまで5月に書いていたのですが、7月現在、水温が上がりよく動くようになったせいか、また痩せ気味になってきたので餌の量を増やしています。毎日の観察が大切ですね。

 

設置後ほぼ10カ月経った現在。

メダカは元気です!が、枯れ草がたまり水槽の底が茶色い澱のようなものがたくさんになってきたので、先日半年以上ぶりに水換えをしました。水草も伸び放題だったのでカットして、水槽の中が綺麗に見えるようになりました。ひろびろ泳げるようになってメダカも嬉しそう。

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右に見えるのが、水槽冷却用のファンです。

ヒーター同様、サーモスタットと一緒にお使いください。ちゃんと冷却ファン用のサーモスタットを購入してくださいね、ヒーターと逆で、温度が上がったらスイッチをオンするようにしないといけないので。

ファンは一番小さいタイプにしたのですが、水槽のふちから水面が高すぎて、効いてるんだか、効いてないんだか・・・音はすごく小さいので、仕事の邪魔にはなりません。数分で切れているところを見ると、たぶん効いているんだと思います。

そもそも、はじめに心配していたほど水温が上がらないことに驚いています。部屋の中が30度を超えても、水温は25度くらい。私の自宅の水槽(アクアリウム)はもっと水量が多いのに、すぐに27度を超えてくるので、えらい違いです。アクアテラリウムは水上に出ている水草たちがたくさん水を蒸散させているせいなのでしょうか・・・。

同じくベランダ屋外に置いているビオトープは、水量や容器に違いはあるにせよ、20度を上回ることはほとんどありません。これまたベランダの高温を心配していたのでものすごく驚いています。(南側の明るい日陰です)このビオトープもすごく水生植物をたくさん植えているので、そのせいなのかなあ??と思ったりしています。

 

陸上の観葉植物はとても元気ですが、エキノドルスには、アブラムシのような小さな虫が発生して、水上葉のほとんどが枯れてしまいました。でもまた復活しつつあります。すごい生命力。小さな虫は毎日必死で霧吹きで吹き飛ばしています。下に生き物がいるだけに農薬等使えないのが痛いところ。

 

そうそう、前回書き忘れたのですが、水上植物を苔玉にして、岩や流木の上に乗せると書いた件について。用意した岩があまりに大きすぎたので途中でこんなものに差し替えたんです。

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入っていた岩と比べるとだいぶコンパクトに。しかもシェルターの間に水が入るので、水量も確保できます。
人口建造物っぽいので好き嫌い分かれるところですが、水草などで隠すこともできるので、私としてはアリかと思います。

さて、この連載もやっと今日で終わりなのですが、そんな矢先に、今のアクアテラリウムの形を見飽きてきたので流木を別のものに変えたくなっている今日この頃です。

もし分水器を使うような本格的な(?)アクアテラリウムに挑戦する際にはまた再度連載してみようと思います。
長々とお読みいただき、ありがとうございました^^

  • この記事を書いた人

ハマグチ

趣味はメダカ(魚全般)、植物、剣道、キックボクシング。元システムエンジニア。 見えないと言われるけど本当は内向的な一児の母、アラフォー。

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