ベランダビオトープ

大型睡蓮鉢で丘あり本格ビオトープを作ろう

これだけベランダビオトープビオトープと偉そうに言いながら、今まで立ち上げてきたのは、全て、水鉢に水生植物の鉢植えを沈めるというインスタントビオトープばかり。

メンテナンスが楽だからこれがいいの!と自分を納得させながら、本当は陸上部分と水中部分が混在した、ちゃんとしたビオトープを作ってみたい・・・でも陸上部分をどうやって作ればいいのかよくわからないまま今日に至る・・・。

そして今回、水生植物好きたちの憧れ、京都の杜若園芸さんの動画を見て、私にもできそう!と思ったので、ついに丘(陸上部分)あり本格ビオトープに初チャレンジしてみました。

用意するもの

今回購入したものたち。色々買ったけど1万円ちょいくらい。このままじゃ何かサッパリわからないので解説します。ちゃんと写真撮っとけって話ですね、すみません。

今回は、去年の台風でひびが入った発泡スチロールの大型睡蓮鉢を再利用です。
直径67㎝ですが上半分ほど切り取っているのでおそらく水量は40リットルほどでしょう。

 

植物たち

今回は全て杜若園芸さんで購入しました。
ナガバオモダカ、ヒメセキショウ、デンジソウ、コウホネ、ニューラージパールグラス、写真ないけどミニホテイアオイ。(リンク先は楽天)

    

いつもは適当にその辺のホームセンターで買った赤玉土を使うけど、今回は真面目に、杜若園芸さんで、田んぼの土4.5リットルと水質浄化土小粒7リットルをチョイス。

石はゴロタ石 中×5と、ゴロタ石小と極小増量セットをチョイス!

麻布

これだけは杜若園芸さんでゲットできなかったのでいつものcharmさんでゲット。

 

カットしなきゃいけないかなと思ったけど、うちの睡蓮鉢には抜群にピッタリで感動でした。

その他

ビニール手袋
バケツ
ゴミ袋等
おうちにあるもので。

 

はじめに

前回、蓮を植え替えたときに放置していた泥…。
カチカチに乾いていたので、ゴミを取って半分くらいは再利用します。

それにしても汚い鉢ですね。
はじめからちゃんと泥を捨てて、鉢を綺麗に洗っておくと仕上がりも綺麗なんですが…まあ、時間もないし、あまり細かいことにはこだわらないでいきましょう!

 

早速、丘を作ってみよう

要らない土は捨てて、麻布をばさっと。うん、ちょうど良いサイズだ。

で、この麻布を半分に折り曲げて、その中にかしわ餅のように土を包み込んで丘を作るんです。土が倒れてこないようにゴロタ石で囲みます。
えっと、この辺りの手順は動画を見てください(爆)すっごく分かりやすいんで。

ちなみに手元に何もない人はこのセットを買っちゃうと、お手軽だしお得。
私は鉢があったし、睡蓮よりコウホネが欲しくてバラで買っちゃいましたが…。

 

植物を置いてみて、配置をイメージしてみる。

コウホネは背が高いしやっぱり奥?
いやでもセキショウが自然に奥の方に茂ってる感じが素敵かなあ。あーでもない、こーでもない。

配置が決まったら、麻布の中に田んぼの土を盛って、植物をポットから出して植え込んで行きます。水位がどのくらいまで来るか考えて、田んぼの土を入れる高さを調整して丘を作ってください。

この間、必死すぎて一切写真がない件。

 

大体できました

とか言いながら、この間に結構時間がかかって、ちょっと植物がへたってきてます(汗)本当は、時間がかかって植物たちが乾きそうなら、霧吹きでスプレーしてあげると良いですよ。

盛った土の周りにゴロタ石(小)を置いて、麻布を折り込んで石の影に隠しながら泥で固めて固定しました。(動画ご参照)

せっかく初めに植物の位置を決めたはずなのに、やっぱりこうしよう!とかやってるうちに、苗の土はボロボロになるし、思いのほか時間がかかってしまいました。

ニューラージパールグラスは丘全体に広がってくれることを期待。細かく分けて石の間にも植え込み泥で固定しました。

ちなみに今回、田んぼの土は丘の中にしか使わなかったので、4.5リットルのうち半分くらいしか使用しませんでした。

 

土を入れます

丘以外の場所にも全体的に土を敷きます。
余っていた土の上に、2㎝ほど水質浄化土を敷きました。粒が細かくて綺麗。
いつも私は適当な大きめの粒の赤玉土を使いがちですが、粒が大きいものは稚メダカがはさまったりエビがはさまったりするので、粒が小さめのものがいいですね。

今回7リットル買いましたが、2㎝ほど敷いても半分くらいは余りました。また他の鉢で使いましょう。

 

水を入れます

さあさあ、急いで入れなくちゃ、水。

土の上にビニール袋やお皿を敷いて、土に直接水が当たらないようにします。私はもっぱらタッパ。でも水量が増えると浮かんでくるので、タッパの上に水をそそぎ続けるにはちょっとコツがいります。

大体水が入りました。まあまあ濁らせずにはることが出来ました。実質、何も入っていない鉢から水を入れるまでにかかった時間は、もたついたとはいえ、約1時間くらいでしょうか。いやーお手軽です。こんな簡単に出来ると思わなかったなあ。

 

次の日

水が澄んで綺麗になりました。少しぐったりしていた植物たちも元気を取り戻し、一安心です。

なにせ鉢が広いので、今のところはちょっと寂しいですが、これからいい感じに茂っていくことを信じて植物は少なめにしました。夏を迎えるころにはモサモサになっていると良いなあ。

そしてまた夏には杜若園芸さんに直接うかがう予定なので、その時に合いそうな植物を物色するのを楽しみに少しスペースを空けてあるんです。楽しみ~。

 

これからのメンテナンス

先日立ち上げたビオトープが、田砂にもかかわらずグリーンウォーターになってしまったので、今回はグリーンにならないよう気を付けて週1で水替えしながら見守っていきたいと思います。たぶん水質浄化土が入ってるので大丈夫だとは思いますが…。

そして植物などから今年もヤゴさん等が混入している恐れがあるので、謎の生き物が発生していないか見守りつつ、2週間くらいしたらパイロットメダカ部隊を泳がせてみたいと思います。あ~楽しみ~。

 

まとめ

人(の動画)任せのビオトープ作りで恐縮ですが、今のところ素敵に出来て大満足です。朝、見るたびに癒されます。

今まで、ビオトープといっても植物のじか植えは大変だ、陸上部分が難しくて作れない、作り方がわからない、ということでずっと鉢植えを沈める形で楽しんできましたが、チャレンジしてみると思いのほか簡単に出来ました。

今まで陸上部分の作り方がわからずに諦めていた方も、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

皆さんのビオトープ生活がますます楽しいものになりますように!

  • この記事を書いた人

ハマグチ

趣味はメダカ(魚全般)、植物、剣道、キックボクシング。元システムエンジニア。 見えないと言われるけど本当は内向的な一児の母、アラフォー。

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