最近はやりの苔玉作りを体験してみたい!と、TUKTUKスタッフ一同がお邪魔したのは、
大阪市平野区にあるniwa q さん。
店舗が開いているのは、金 ・土・日・祝のみ。
普段の日は、庭造りのお仕事がメインとのこと。
さすが、庭造りのプロ!お店の佇まいがすごく素敵で、入る前から期待感が高まります。
案内された店内には、盆栽や苔玉がたくさん。
そして古い木の板や長持ちなど、古道具のディスプレイが。
どれもこれもが魅力的で、
棚ごと持って帰りたい・・・!
この部屋に住みたい、休日ここでお茶したい!と、
苔玉を作りに来たことを忘れるほど、皆テンション上がりっぱなし。
まずは庭先においてある苗の中から、好きな苗を選びます。
花がついているものや紅葉しているものなど、好みのものを選ぶのに時間がかかります。
皆さん、苗を選んでから、盆栽にするか、苔玉にするかを決められる人が多いのだとか。
苔玉を作ろう!
これが西洋シノブ・・・・って、まさかのピンボケ(汗)
とにかく強い、耐え忍ぶから名前をとってのシノブらしいです。ずぼらな人には最適!
これを、苔玉に仕上げます。
これがハギ、萩ですね。庭木としてもよく見られる草です。
こちらも苔玉にして、吊るせるように糸をつけます。
下準備
まずは、ポットから出して、苔玉にしやすいように土をくずしていきます。
暑い時期は植物にとってストレスがかかりやすい時期なので、
根はあまりくずさないところがポイントだそうです。
余分な土を落として、 少し小さくなりました。
ここから、苔玉用の土を作っていきます。
苔玉用の土を作る
苔玉の土がだんご状にまるまっているのは、ねばりの強い粘土質の土を使っているから。
さらにniwa qさんでは、赤玉土もミックスして、通気性もプラスしています。
少しずつ水を加えて粘りが出るまで混ぜ合わせ、一塊にします。
混ぜているうちに粘りが出て、茶色かった土が、真っ黒になってきました。
適度にやわらかい、苔玉用土の出来上がり!
苗に土を貼り付ける
苗に、丸い形になるように、土を貼り付けます。
コケを巻きつけると、一回り大きくなるため、少し小さめに仕上げるのがミソ。
ついつい、土をつけすぎて大きくなりすぎるそうなので、
小さめに、小さめに、と呪文のように唱えながら土を貼り付けていきます。
泥団子の要領で、ぎゅっぎゅとまん丸に仕上げて、小さめに、かわいく出来ました。
吊り苔玉のワイヤーを付ける
お次は吊り下げ用のワイヤーを巻きます。
玉に沿う形でぐるっと一回転。上側にしたい部分にフックを作ります。
土の中にワイヤーを隠しながら、形を整えます。
いよいよ、コケをはります!
これが、苔玉に巻く、ハイゴケ。
ふかふかで、厚みがあります。
豪快に苔玉に巻きつけます。
ついつい、たくさん巻きたくなりますが、
コケ同士が重なると、下になったコケが枯れてしまうそうなので、注意です。
木綿糸でコケをまきつけていきます。
植物の部分にからまないように注意して、
下側が綺麗な丸になるように巻いていきます。
糸の最後は、ワイヤーで中に埋め込んで、
見えないように隠して吊り下げ紐もつけてもらって、完成!
苔玉の水やり
持ち帰り前に、水をたっぷり含ませます。苔玉の水やりは、こうやって水の中に沈めて行うのだそうです。
苔玉はスプレーで水をやるものだと思っている方が多いそうなのですが
中まで水が行き渡らず植物が枯れてしまうことがあるので、注意が必要です。
Information
niwa q
大阪市平野区長吉川辺3丁目12番35号
tel 06-6705-5468
店舗営業日: 金 ・土・日・祝 10:00〜19:00
苔玉コース(1人)材料費(苗代、苔代)+講習料1,800円