台風24号が過ぎ去って行きました。はじめ直撃かと思われていた大阪は普通程度の強風で済んだので今回は何も被害がなかったのですが、その分他の地域が大変なことに。被害地域の皆様にはお見舞い申し上げます。
我が家の20キロを超す睡蓮鉢は、2018年9月4日の台風21号で飛ばされました。 台風21号で全ての睡蓮鉢を買い直しになってしまった、はまぐちです。 一瞬メダカをやめようかとも思いましたが、生き残ったメダカたちのために再出発です。 せっかく作り直すので、ベランダビオトープの作り方の ... 続きを見る
【再出発】ベランダビオトープの容器を台風の防災の観点から選んでみる。
その経験を活かし、今回ベランダビオトープの対策としてやったことを書いておきます。
最近の台風は、地球温暖化の影響で、”猛烈”が当たり前になってきていますので、「このくらいで大丈夫だろう」「うちには来ないだろう」と思わずに、しっかり対策しておきましょう。目の前で飛んでいく鉢を見たら、ホント絶望的な気持ちになりますから…。
特に高層マンション、タワーマンションに住んでいる方、東南角部屋で睡蓮鉢を置かれている方は必読です。
入れられるものは全部家の中に入れる
台風の基本ですが、やはりベランダには物は置かないことです。
睡蓮鉢なんて重いもの大丈夫だろうって思って中に入れなかったら、見事に持っていかれました。
猛烈な風で水がこぼれる→軽くなる→ひっくり返る
という3ステップです。
こぼれる直前には、水が半分くらいになってしまいました。
重心が低く、半分くらい水がこぼれてもなお50キロ以上あるような鉢は大丈夫かもしれませんが、猛烈な風は壁にぶつかって、訳のわからない吹き方をするので、ありえないものがひっくり返ります。室外機もひっくり返り、持っていかれそうになります。
まさか?!と思うかもしれませんが、何せトラックがひっくり返るのですから、人の力で持ち上げられるものは避難させておきましょう。
生体だけでもすくって家の中に入れる
たとえ鉢がひっくり返らなかったとしても、強風で水が波立ち、ものすごいこぼれ方をするので、魚などが鉢の外に出されてしまう恐れがあります。鉢が重すぎて無理なら、生体だけでもすくって家に入れておけば、台風の間も安心して過ごせますよ。
生体が外にいると、ベランダが心配で窓に張り付くことになり、自分の身も危険にさらすことになりますし、精神衛生上もよろしくありませんでした。
これからの時代、緊急避難用に余分に容器を用意しておくことも大切ですね。
雨水が入らないよう蓋をする
ベランダの環境にもよりますが、風よりも雨がひどい場合は、水があふれて中の生体が流れていく可能性もあります。
前述の通り、基本は生体は家の中に入れるとしても、基本的には鉢の中にあまり多くの雨は入れたくないもの。水質が変わってしまう恐れもありますから。
よって蓋をしておくと良いと思います。
・飛びづらいよう網状の蓋をして、鉢に固定する。
雨は入りますが、中のものが流れていくのを防ぐことが出来ます。
針金やビニールひもなどでしっかり固定してください。
重石はよほどの重さのものでないと、落ちたときにかえって危ないです。
・通常の蓋をガムテープなどでさらに補強して飛びづらくする。
ただの蓋だと、まず飛んでいくので、風が吹き込んで飛んでいかないよう、蓋と鉢の間をしっかりとテープで留めるなどしてください。
・大型のフィルムなどで密閉する
梱包用の大型フィルムなどがあれば、ラップの要領で巻き付けておくと良いと思います。下の部分はガムテープなどで補強。
おまけ
さらに、我が家はリビングの窓がはずれる危険性があったので、リビングの多くの家具や水槽なども、奥の方の部屋に移動させました。2日がかりで、もう大変な大掃除っぷり。
窓の飛散対策はもちろん、外側から養生テープでめばりまでしました。今回風はさほどだったので、効果のほどは試せずでしたが…。
窓ガラスの対策はこちらにまとめました。
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これからも毎年、モーレツな台風が到来し続けるのでしょうか…
これからの時代のベランダビオトープは、睡蓮鉢より、トロ舟の圧倒的な勝ちな気がしています。